### DXツール導入の「その先」にある、本当の壁って何だろう?
セクション1
私たちのサイトでは、不動産業界の皆さんに向けたDX、特にkintoneみたいなノーコードツールを使った業務改善について、色々な角度から情報をお届けしています。ペーパーレス化だったり、脱エクセルだったり、情報共有の円滑化だったり。ツールを導入すれば、バラ色の未来が待っている!…はずなんですが、現実はそう甘くないということ、結構ありますよね。最近非常に感じるのは、最高のツールを導入したとしても、それが現場に根付かなければ全く意味がないという、当たり前だけど一番難しい課題です。せっかく時間とお金をかけて導入したシステムが、一部の人しか使わない「お飾り」になってしまう。この「導入後の定着化」という壁こそ、DXを成功させるための最後の、そして最大の関門なんじゃないかなと考えられるんです。
サイトの記事を読みながらいつも思うんですが、DXの成功って、結局は「人」の問題に帰着するのです。どんなに便利なツールでも、使うのは人間だから。現場から「前のやり方の方が早かった」「新しいことを覚えるのが面倒」「何のためにやるのか分からない」なんて声が聞こえてきたら、黄色信号です。これって、単なるワガママじゃなくて、変化に対する自然な抵抗反応だと思うんです。IPA(情報処理推進機構)が出している「DX白書2023」なんかを見ても、DXが進まない理由として「人材不足」や「組織風土」が上位に挙げられています。これってまさに、ツールだけじゃ解決できない「人」や「文化」の問題です。トップダウンで「今日からこれを使え!」と言われても、現場の心がついてこなければ、結局は形だけのDXで終わってしまう。この溝をどう埋めるかが、腕の見せ所なんだろうなと。
 (出典:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「DX白書2023」)
セクション2
じゃあ、どうすればいいのか?僕が色々な現場の話を聞いたり、自分なりに考えたりして思うのは、「完璧を目指さない、小さく始める巻き込み力」が鍵なんじゃないかということです。例えば、いきなり全業務をシステム化するんじゃなくて、まずは一番課題感の大きい「物件確認の電話対応」とか「内見予約の管理」たいな、一つの業務に絞ってスモールスタートする。そして、そのチームの中でも特に新しいものが好きな人とか、影響力のある人を「推進アンバサダー」みたいに巻き込んじゃうんです。「〇〇さんが便利だと言うなら、使ってみようかな」って雰囲気を作るのが非常に大事。そして何より、kintoneみたいなツールのいいところは、現場の声をすぐに反映できることだと思うんです。「この入力項目、分かりにくいです」と言われたら、その場でパパっと修正して「こう変えてみたけど、どう?」って見せる。このスピード感と対話の積み重ねが、「自分たちのためのツールなんだ」という当事者意識を育てて、結果的に定着につながっていくんじゃないかな。
結局のところ、DXって壮大なプロジェクトであると同時に、現場での地道なコミュニケーション活動そのものなのかもしれません。ツールはあくまでコミュニケーションを円滑にするための「共通言語」みたいなもの。私たちの仕事は、その共通言語を皆が使えるように翻訳して、対話の場を作っていくことなんだろうな、なんてことを最近よく考えています。まだまだ勉強中の身ですが、ツール導入の「その先」にある本当のゴールを目指して、これからも皆さんと一緒に悩み、考えていきたいですね。皆さんの現場では、どんな工夫をしていますか?もしよかったら、ぜひ聞かせてほしいです!